2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

等身大に歴史を描く!

甘粕正彦 乱心の曠野作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 49回この商品を含むブログ (50件) を見る昨日、読了。小文字で描く文芸=佐野ワールドに、どっぷりと溺れた。主義者殺し、大日本帝国を象…

アラブの音楽

偶像崇拝を禁じるイスラム教において、音楽は禁じられた快楽に属していた。アラブの音楽文化は、異質の音楽的要素が混ざり合い融合したもの。さまざまな民族音楽の種々の要素が摂取され、古くからのアラビアの伝統と融合した。いろいろな音楽的表現手段を同…

コスモス賞にハノイ教育大学のファン・グェン・ホン名誉教授

「自然と人間の共生」をテーマに開催された『花と緑の博覧会(1990)』。その精神の継承を目的に創設されたコスモス国際賞の今年の受賞者が昨日決まった。ベトナムのハノイ教育大学名誉教授のファン・グェン・ホン博士(73歳)。博士は、「ベトナムにおけ…

『東京島』

東京島作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 132回この商品を含むブログ (168件) を見る個人的には『OUT』以来2作目の桐野作品。佐藤優がオススメしていたので、つい購入。十分に楽しめましたが、…

『マグマ』

マグマ (朝日文庫)作者: 真山仁出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2008/03/07メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (24件) を見る「日本で地熱発電が進まない理由」 リードタイムが長く、初期投資が莫大な上、投資効果の期待が薄い…

平安京・大阪城・伏見城を作った森

Ref:旅の手帖2008年8月号京都市の片波川源流域の森。 古くから「御杣御料」という天皇の領地であった。 杣人がこの森から杉材を伐り出し、京の都へ送り、平安京造営の建築材として使われた。 安土・桃山時代には大阪城や伏見城の築城に、ここの杉が伐採され…

『中国動漫新人類』

中国動漫新人類 (NB online books)作者: 遠藤誉出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/02/07メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 144回この商品を含むブログ (45件) を見るRef:週刊金曜日2008/6/20号「きんようぶんか読書」?徹底した現場取材から隣国の行…

三菱商事の罪滅ぼし?!

三菱商事がマレーシアで環境植林事業に協力する。破壊された森林面積に比べれば、500haなんてごく僅かな面積にすぎない。しかし、地道に造林していくしかないんだろうな。でも、熱帯雨林の再生って成功しているのか?現地住民との利害衝突などは起こって…

食料需要、燃料需要の高まりが熱帯雨林を破壊する

Ref:AFPBB 2008/07/15「世界の森林にも迫る。食糧不足と燃料危機」ただでさえ、瀕死の状況だってのに・・・。グローバル化しすぎた人間の経済活動の暴走を食い止めなければ、短時日のうちに危機的状況になるのではないだろうか。

日立も農業ビジネスに参入している

日立ソフトと日立キャピタル、農業情報管理システム「GeoMation Farm」の販売で協業日立ソフトが開発した「GeoMation Farm」は、「食の安全・安心、土づくり、農地流動化対策、担い手の育成など、農業における様々な課題の解決と、地域や農業の振興に貢献す…

潜在的“核保有国”ニッポン

狂気の核武装大国アメリカ (集英社新書 450A)作者: ヘレン・カルディコット,岡野内正,ミグリアーチ慶子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/07/17メディア: 新書購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見る「日本は準核保有国と世界から見な…

「ラオス・不発弾被害」参考資料

『インパクション』(通号135号)p.170〜188北沢杏子「ラオス・シェンクアンの不発弾処理の現場を見る」『軍縮問題資料』(2005/11)p.37〜41目加田説子「対人地雷とクラスター爆弾の現状」『月刊タイムス』(2007/04)p.3〜6井上和博「今も残る戦争の傷…

『月刊 本の窓5月号』特集・どうする、エネルギー

書店で配布されてる無料の冊子だが、 なかなか内容は濃い。 5月号の特集「どうする、エネルギー」から興味深い記述を抜粋。

海外の花粉症事情

海外にも花粉症ってあるの?杉の過植栽、放置・手入れ不足という日本特有の問題が原因だから、無いのかな?花粉症の原因は科学的に完全に解明されてるのか?

道州制は沖縄にとって吉か凶か?

Ref:東京新聞2008/04/11朝刊・吉田司の本音のコラム『九州自治州構想』(平成17年・九州経済同好会)という本の内容に触れて、「九州・沖縄八県合併の自治政府を想定し、沖縄の独自性は消滅している」と指摘。

墓石も海外依存

千葉県茂原市で墓石屋を営む並木龍一さんという人物と居酒屋で意気投合した。並木さんによると、日本の墓石は、ほとんど輸入モノ。中国やアフリカ産が多い、とのこと。中国の業者は、いい石が出ると一山まるごと買って石を切り出す。大胆に仕事ができるので…

自我意識の形成

「私はあなた」=生後1才半まで。母子一体の状態。 「私は私」=生後一才半から。癇癪、だだこねが始まる。 「私とあなた」=自我意識の芽生えと共に、他者との関係も適度な距離感を保てるようになる。癇癪とは・・・ 両親の禁止や、環境の制約や、能力の限…

負の歴史に学ぶ

甘粕正彦 乱心の曠野作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 49回この商品を含むブログ (50件) を見る近代日本が辿った負の歴史を見直すことは、日本人の責務だと痛感させられる。“主義者殺し”の烙印…

“農民”冒険家・大場満郎

Ref:日刊スポーツ2008/07/14人類史上初めて北極、南極の両極に歩いてたどり着いた冒険家・大場満郎は、“農民”冒険家だ。農家の長男として生まれ、20歳で2haの畑を継ぎ、「借金に終われる農業ではなく、誇りある農民になりたい」と志す。世界の農業を見…

『サシとアジアと海世界−環境を守る知恵とシステム』

サシとアジアと海世界―環境を守る知恵とシステム作者: 村井吉敬出版社/メーカー: コモンズ発売日: 1998/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る島や珊瑚礁の海という限られた環境では、無理をすれば資源はすぐに枯…

欲望のコントロールの違い

「欲望」をどのようにコントロールするか?その違いによって様々な文化が生まれるのではないか。その違いこそが、ある文化の特徴を規定するものではないか。

『唐桑・海と森の大工』

唐桑・海と森の大工 (INAX BOOKLET)作者: 西田耕三,高橋恒夫,瀬戸山玄(撮影),住友和子編集室,村松寿満子出版社/メーカー: INAXo発売日: 2004/09/15メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る宮城県気仙沼市で木造船…

熱帯雨林の代表的樹木“ラワン”の別称

“ラワン”はフィリピンでの呼び名。“メランティ”とボルネオでは呼ばれる。

テツザイノキ

常緑の高木で、高さは20mに達する。インドからマレー半島、東南アジアに分布し、ジャワでは栽培され、また野生化もしている。材は暗褐色から濃暗紫褐色の心材をもち、きわめて重硬(気乾比重約1.1)なため、テツボク(鉄木)の名がつけられた。耐朽性が…

“ありがとう”という言葉を持たない民

スラウェシだより―地方から見た激動のインドネシア (アジアを見る眼)作者: 松井和久出版社/メーカー: 日本貿易振興会アジア経済研究所発売日: 2002/05/01メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見るブギス語、マカッサル語、マンダール語には「ありが…

『インドネシアの経済再編』

インドネシアの経済再編―構造・制度・アクター (研究双書)作者: 佐藤百合出版社/メーカー: アジア経済研究所発売日: 2004/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る『危機的な森林資源の減少』経済危機とスハルト体制の崩壊以降、インドネシアの…

「海のアジア」参考資料

『アジアにおける森林の消失と保全』井上真編・中央法規出版・2003/05発行『熱帯林破壊と日本の木材貿易』黒田洋一・フランソワ・ネクトゥー・築地書館・1989/11/01発行『炎熱商人』深田祐介・文藝春秋・1982/01発行『スラウェシだより−地方から見た激動のイ…

『沖縄基地問題の歴史―非武の島、戦の島』

沖縄基地問題の歴史―非武の島、戦の島作者: 明田川融出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2008/04/19メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る「最重要基地」としての米国の沖縄戦略の経緯を1945年3月の「沖縄戦」以前から書き…

『緑の帝国 世界銀行とグリーン・ネオリベラリズム』

緑の帝国―世界銀行とグリーン・ネオリベラリズム作者: マイケルゴールドマン,Michael Goldman,山口富子出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2008/02/01メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (11件) を見る「開発」の名のもと,途上国…

「期待権」が認められなくて安心した・・・

取材を受けた側の「期待と信頼」は法的保護の対象とはならないとの「NHK番組改変訴訟」での最高裁判決に関してジャーナリストの魚住昭は、正直なところホッとしたという。確かに被取材者の「信頼と期待」に反してはならないとしたら、自由な報道などあり…