アラブの音楽

偶像崇拝を禁じるイスラム教において、音楽は禁じられた快楽に属していた。

アラブの音楽文化は、異質の音楽的要素が混ざり合い融合したもの。
さまざまな民族音楽の種々の要素が摂取され、古くからのアラビアの伝統と融合した。
いろいろな音楽的表現手段を同化し、外国の楽器を取り入れ、さらに発展、変化させたのである。

アラブ人ほど楽器を愛好する民族はいない。
ヨーロッパの楽器の多くは中近東から伝わったものである。

以上、『人間と音楽の歴史』ハインリヒ・ベッセラー、マックス・シュナイダー