戦国時代の政治システムと同じ?

西松建設から違法な政治献金を受け取ったとして、小沢一郎の公設第一秘書・大久保隆規(47)が逮捕された。
朝日新聞09/03/04の記事は、


「北東北三県の大規模公共工事の受注は、小沢事務所関係者の意向で左右されると、ゼネコン関係者はみていた」、「岩手県内の工事は依然として『小沢王国』で自民党も太刀打ちできない」

とのゼネコン関係者の証言を紹介している。

今なお、日本の政治家とは戦国時代の大名みたいなものなのだと再認識した次第。政治家の役割というのは、今も昔も変わらず『利益調整者』なのだ。
戦国武将も単純な功名心だけで突き動かされていた英雄的人物ではない。当然、様々な経済活動と密接に絡み、利権を獲得しながら権力を確立していったはずだ。そのへんの生臭いところこそ、おもしろいところなんじゃないだろうか。
政治はクリーンであるべきという理想論、かまととぶった議論ばかりしていては、現実は見えないし、ひいては現実を変えることもできはしない。