今さらながら、ヘッジファンド


ヘッジファンド・テクノロジー―金融技術と投資戦略のフロンティア

ヘッジファンド・テクノロジー―金融技術と投資戦略のフロンティア

ポスト・リーマン・ショック時代の今では、鬼っ子扱いされた感のあるヘッジファンド
しかし、いまだに「ヘッジファンドって何?」というのが正直なところ・・・。
そんな疑問を漠然と感じていたところ、たまたまブックオフ大船店の100円コーナーで見つけたのが、この本。
帯には、『1997年ノーベル経済学賞受賞“マイロン・ショールズ博士”推薦!!』の文字が躍る。
その道の権威者のお墨付きがありながら、第一章を「ヘッジファンド入門」に当てていて理解しやすそうということで購入。

で、ヘッジファンドとは何かというと・・・、

個人や企業の委託を受けて専門家が運用する資金のプールをファンドという。投資信託や年金基金を代表格として、世界には無数のファンドがある。ヘッジファンドとはこのなかのひとつの種族なのだが、実態は多様で、簡潔に定義することは難しい。敢えて定義するなら、一般の個人投資家を除外して機関投資家や富裕層のみを対象とし、通常の株式・債券とは大幅に異なった運用をするファンド、とでも言えるであろう。そして、運用者が固定報酬しかもらえない多くの従来型ファンドと違い、運用成果に基づいた成功報酬制になっているのが、重要な特徴である。
p.16

ごく大雑把な定義のようだが、とりあえず分かりやすいのでこのまま覚えておくことにしよう。