2010/12/1(水)
今日の天気
晴れ時々曇り。
それほど寒さも感じず、過ごしやすい。
今日の読書
午前中は、横浜駅西口の喫茶店で読書。
昨日、図書館で借りた『文芸時評という感想』を読む。
知った作家の記述を中心に、
全体を流し読みつつ、目に留まった箇所を読む。
【感動を超える感想】
小説を読むと、感想が残る。感想とは、ただの感想だ。説明はいらない。説明すると感想ではなくなってしまう。
人は感動ばかりを求めているのではない。感動だけでもときには、なかなかいいものである。とりとめがないので、あれこれぼんやり考えさせる。感動には責任みたいなものがくっついてくるが、感想は気軽だ。よくできた作品で、感動はしたものの、感想がなくて、それでその作品が疎遠に感じられることもある。
p.43
書名にもあるように、感想というスタンスに積極的な意味付けをしていること、
肩に力が入りすぎていない批評の姿勢に好感が持てる。
しかし、ところどころオッと思う記述が散見されるが、全編通して読み進めるのは骨が折れそう。
時評というスタイルゆえ、どこか物足りなさを覚えるせいか。
荒川洋治の思想をもっと深く知ってみたい。
感想でオッケーだなんて気が楽でいい!
ブンガクを楽しむのに、
カッコつける必要なんてないんだ^^
紹介されていた本で気になったのは、
- 作者: 森敦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1979/10
- メディア: 文庫
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