N氏と新橋で会合

チェチェン」でお世話になったロシア語通訳のNさん。ご自身の企画の相談に乗って欲しいとのことで、新橋駅前の雑居ビル地下一階にある喫茶店で話を聞く。
企画書を三本見せられた。①新しいワークスタイルの提案(具体的には記憶していない)、②精神障害者の雇用問題、③遺骨をダイヤモンドに変えるビジネス、というもの。また、企画書にはなっていなかったが、「べてるの家」というのもあった。

べてるの家」に関しては、マスメディアで取り上げられ過ぎて、当分の間、取材はお断りという状況らしい。
さて、企画の中身だが、残念ながら、どれもコレは!というものではなかった。
とある制作会社に出入りしているそうだが、企画を出せどなかなかディレクターをやらせてもらえないのだそうだ。ならば、名刺代わりに自主制作でデモテープを作りたい!ということなので、それならば③が実現可能性が高いのではということで、薦めてみた。因みに、予算は15万円とのこと。
企画に精神障害ネタが多いのは、Nさん自身、精神病として障害者手帳(3級)を持っているからのようだ。また、Nさんの実姉は社会人類学の教授としてシンガポールの大学で働いているそうだ。その研究の一つに、葬儀をテーマにしたものがあるらしく、葬儀関係の企画も自然多くなるのだろう。
個人的に収穫もあった。「葬儀ネタ」として、Nさんが実姉から聞いた話なのだが、遺体を焼いた後に残る遺灰を処理する業者というのは日本に3企業しかないらしく、一つはヤマカワさんという人が経営する企業。残り二つは創価学会系の企業であるらしい。学会系の二つは、遺灰を産業廃棄物として山中に捨てているらしく、そのことにNさんは憤っていた。また、この遺灰処理業界にはヤクザが利権を持っているらしい。